ハリス社に
ついて
ハリス社創業
1976年 米国シカゴにて設立
現在のハリス・アソシエイツ社(以下、ハリス社)は、1976年にシカゴで設立されましたが、その歴史は、アーヴィング・ハリス氏(Irving B. Harris、以下、ハリス氏)のファミリーオフィスに遡ります。彼は、1940年代、ヘアケア会社・トニ・ホーム・パーマネント・カンパニーを共同で設立し、その会社を1948年にジレット・セーフティー・レザー・カンパニーに売却します。ジレットは、あの有名なカミソリのブランドです。ハリス氏はこの売却した資金と、家族や友人から募った資金を元手に、資産運用に乗り出します。複数の事業経営を経て、彼は自分の家族の資産管理だけに専念することにし、外部の資産管理を創業パートナー6人へ引き継ぎ、1976年にハリス社が誕生します。成功するかどうかは分からない船出のなか、ハリス氏は、自分の名前の権利を300ドルで会社に売却し、会社が成功しなかった場合は会社を買い戻す、という条件でハリス社はスタートします。以降のハリス社は、見事成功を収め、パートナーは優秀な人材を雇い、現在の礎を築いていきます。
会社概要
- 会社名
- ハリス・アソシエイツ社
- 本社
- 米国イリノイ州、シカゴ
- 設立年
- 1976年設立
- 運用資産残高
- 約995億米ドル(約14.2兆円)※2024年9月末時点
- 概要
- 創業時から一貫した「バリュー投資」ハリス社の投資哲学は「バリュー投資」。
これは自身が運用する全ファンド/プロダクトに共通した哲学で、創業時から一貫しています。
1998年のITバブル時にはIT関連企業の株価上昇についていけず、パフォーマンスが悪化すると、残高は大きく減少します。それでも本源的価値を大きく上回る株価水準のIT企業への投資は行いませんでした。
その後、ITバブルが弾けると、ベンチマーク比で高いパフォーマンスを記録します。また2008年の金融危機時では、キャタピラーなどの、当時誰も買わなかった企業を長期視点で組入れ、株価は急上昇します。こうした停滞時期を乗り越えて、残高が大きく拡大していきます。
彼らの成功体験は、お客様からの信頼や従業員の自信となっています。
ハリス社の特徴
ハリス社のバリュー投資とは
- ハリス社は、長期的に企業価値が成長すると見込まれる企業に著しく割安な株価水準で投資します。
- ファンドの運用成果の源泉は、本来の企業価値が成長することと、株価が本来の企業価値へ収れんすることです。
企業のオーナーの視点で本来の企業価値を独自に算出
- 企業調査(定性的評価)と財務分析等(定量的評価)を踏まえ、本来の企業価値(企業の理論的な買収価格)を独自に算出します。
- 本来の企業価値が右肩上がりに成長を見込める銘柄を見極めます。
本来の企業価値に比べて著しく割安な水準で買付け
- 株価が本来の企業価値の70%以下(買入ターゲット価格)になったときに買付けを行います。
- 買付け後に株価が下落した際に、本来の企業価値に比べて割安度が増した場合は買い増すことがあります。
株価が本来の企業価値に近づいた段階で売却
- 株価が本来の企業価値に近付いた段階で売却を開始し、100%程度(売却ターゲット価格) で全売却します。
ハリス社は、将来の不確実性に備えるため、
著しく割安な水準にある銘柄に投資することがリスクを低下させると考えます。
※資金動向、市況動向等によっては、上記のような運用ができない場合があります。
オープンな議論とチームワーク
「オープンに議論を尽くす」ハリス社の特徴の一つです。年齢や経験に関係なく対等な議論をすることが重要と考えています。アナリストは、企業の本源的価値の評価を巡って、時に激しく議論を交わします。厳しさの中にもチームワークが両立する、良好な関係が築かれています。また銘柄選定会議では、「悪魔の代弁者」という議論の方法が取り入れられています。あえて反対の意見を言う役割を担う人を決めて、見方が偏っていないか、違う視点で議論を進めて検証するものです。個別銘柄の選択過程では、割安な株価がずっと割安なまま放置されるという、“バリュートラップ(割安のわな)”がありますが、こうした議論の仕組みは、“わな”を回避し、パフォーマンス向上につながるものとして、ハリス社の運用プロセスに組み込まれています。
主な運用担当者
デビット・G・ヒーロ氏
について
- 副会長
- チーフ・インベストメント・オフィサー(米国外株式)
- ポートフォリオ・マネジャー
- CFA(米国証券アナリスト)
- 業界経験39年(ハリス社在籍32年)
受賞歴
- 2007年米国モーニングスター社「2006 ファンド・マネージャー オブ・ザ・イヤー(米国外株式部門)」
- 2017年米国モーニングスター社「2016 ファンド・マネージャー オブ・ザ・イヤー(米国外株式部門)」
- また、2010年には、同社の「ファンド・マネジャー・オブ・ザ・ディケイド(2000年~2009年の10年間を対象)」を業界の受賞者3名うちの1名として受賞しました。
※表記評価は、過去一定期間の実績の分析等に基づいた評価等であり、将来の運用成果等を保証したものではありません。
エリック・リュー氏
について
- ポートフォリオ・マネジャー
- シニア米国外株式アナリスト
- CFA(米国証券アナリスト)
- 業界経験22年(ハリス社在籍15年)
2024年9月末時点
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